2013-09-25 逞しくも冷静に ザッカン 建物の構内にある柱の前に初老の男性がひとりポツンと立っていた。柱に寄りかかる訳でもなく、柱と近距離で向き合うようにして頭を下げて立っていた。一目見た時、男性の身なりがきちんとしていなかった為、私はあまり良からぬ想像をしてしまった。横を通り過ぎた時、確認するのをためらわれたほどだ。私が想像したことは皆さんの想像にお任せしたい。事実の断片だけで想像するのは面白くもあるが、逆に反対の感情を持つこともありうる。想像過剰で頭の中が溢れかえらぬよう、冷静な判断も必要だ。ちなみに、男性の行為は私の想像通りではなかったことを最後に付け加えておく。