zakkannist's diary

日々その時の雑感を書き綴ります。

ゾンビに温められる『ウォーム・ボディーズ』

感情を持たないと思われている
ゾンビがもしそうでなかったとしたら?

大前提を崩して
作られた映画が本作である。

『ウォーム・ボディーズ』予告編 - YouTube


人間の大半がゾンビとなった世界。

日々、生きる獲物を求めて
荒廃しきった町を
さまよい歩く青年ゾンビの主人公は、
ある日、
久々に新鮮な人間の集団に出会う。

激しい戦闘の中で
青年ゾンビは
自分が不思議な気持ちを
抱いているのを感じる。

敵として出会った人間の女性から
目が離せなくなっていた。

青年ゾンビは、
恋をしてしまったのだ。

果たして
ゾンビと人間との恋愛は
成り立つのだろうか?行方やいかに?


個人的に、
いわゆるゾンビ映画で
これ程までに
気持ちを揺さぶられたのは
始めてである。

思わず一粒の涙がこぼれた
シーンもあったほど。

考えてみれば、
ゾンビもゾンビになる前は
人間だったわけで、
感情装置が再起動する
可能性は多いにある。

監督は、ジョナサン・レヴィン。
前作『フィフティ・フィフティ』に続いて、
ロマンティックかつユーモアのある
作品を世に出してくれた。


すべてのラブコメファンへ。
人間同士の恋愛作品を見飽きた方へ。
違った視点の作品を楽しみたい方へ。
そしてもちろん、
ゾンビ映画ハンターへ。

本作をオススメします。