zakkannist's diary

日々その時の雑感を書き綴ります。

知らせと言わずに何と云ふ

世の中には目に見えるものしか信じない現実主義者もいれば、一方で目に見えないものも信じるスピリチュアリズムな人もいる。

自分の場合は、バランスを取る派である。
ご都合主義と言われればそうなのかもしれないけども、両方楽しめた方が幅に拡がりが出ると思ってのことでもある。

先日、こんなことがあった。

僕はデパートのエスカレーターを使って上の階を目指していた。
10階建ての7階を過ぎた頃、それは突然やってきた。

自分の苗字を呼ばれたのである。

こんな所で知り合いに会うものなのかと思い、辺りを見回したけれど、僕の後方でエスカレーターに乗る人は誰もいない。

何事かと思っていると、
もう一度、別の声で自分の苗字を呼び捨てされた。

何処からの声だ?

天から降ってきた御告げか?

すると、下りエスカレーターから数人のグループが目の前に現れ、詳細こそ分からないが、飲み会か何かのイベントについて、話しながらゆっくり降りてくる。

彼らの話題に登場したのが
自分の苗字と同じ別人で、
自分の苗字が発せられたタイミングに
自分は近くをすれ違おうとしていたということだ。

エスカレーターの昇降時、
ほんのわずかな瞬間のすれ違いざまに
自分の名前を呼ばれる。

これを何かの知らせと言わずして
何と考えようか?

ただの偶然と考えるのが前者ならば、何かのサインと考えるのが後者となるだろう。

知らせなのかどうか、
分かる日は遠くないだろう。