zakkannist's diary

日々その時の雑感を書き綴ります。

リストづくり〜『わたしはロランス』より

誰にでも平等なことは
時間の差こそあれ
人生は限られているということだ。

限りある人生だから
全てが全てではないにしても
心が躍るような
楽しみは多い方がいい。

自分は何をしたいのか?
そして、何をしたくないのか?

これまで色々な映画の中で
取り上げられてきた
リスト作りをするということ。

本作でも
少し変わった切り口で
物語の中に登場する。




カナダ郊外に住む
同棲中の男と女。

ある日、男は女に
自分は女になることを告白する。

戸惑いながらも
少しずつ理解を深めていく女。

80年代後半から
21世紀の足音が聞こえ始める
90年代後半までを舞台に、
10年にわたる
一組のカップルの複雑な関係は
どのような軌跡を描いていくのか?


監督は、
弱冠24歳にして既に
常連になっている
グザヴィエ•ドラン。

新作も間も無く
日本公開が予定されており、
目が離せない。

彼が本作で取り上げた
一風変わった愛のかたちを
貴方はどのように
受け止めるだろうか?

また、
テーマ以外の見所として
映像表現を挙げたい。 

鑑賞後
一月経つ今でも
目の中に焼き付いたままの
印象的なシーンが
幾つもある。

一生残るかもしれない映像体験を
ぜひ楽しんでみてください。



愛のかたちに興味がある方へ。
世界が注目する若き監督の才能を見てみたい方へ。
リスト作りの参考としたい方へ。


アート作品という括りだけで
制限して欲しくない
魅力のたくさん詰まった本作。

人恋しさも募る季節にも
ピッタリです。

オススメします。