zakkannist's diary

日々その時の雑感を書き綴ります。

対小骨奮闘記

焼き魚を食べるにあたって、
私を一番悩ませるのは
小骨の存在である。

その昔、
種類こそ忘れたが
焼き魚の小骨が喉にささり、
ご飯を小さく丸めて
幾度か飲み込むも攻は奏さず、
自然の流れに任せて
小骨が去ってくれるのを
待つしかなかった状況があった。

その間の
じわじわと痛めつけてくる
小骨の執拗な攻撃に
何と辟易としたことか。

この経験が
私の焼き魚に対する姿勢を
ナーバスにさせていった。

以来、
焼き魚を食べる時は
真剣そのものである。

以前にも増して
お箸で身を切り分ける時
入念な小骨の抜き取りを行ない、
さらには
口へ入れる時も
目視による小骨の有無の確認をして
初めて食べることにありつける。

小骨のダブルチェック。

この体制を敷いて以降、
私は小骨に痛めつけられたことはない。

唯一苦労することを挙げるとすれば、
焼き魚一尾を食べ終わるのに
時間がかかることだ。

周りからみると
食事にしては
力が入りすぎていると
感じるかもしれない。

みなさん誰もが
何らかのトラウマというものを
お持ちであろう。

私の場合、
それが小骨にあるという話である。