zakkannist's diary

日々その時の雑感を書き綴ります。

見せ方が9割!〜映画『タイピスト!』より

1950年代のフランス。

田舎から都会に出てきた
ひとりの女性が
当時誰もが羨む
秘書の働き口を見つける。

それは決して
運だけではなく、
彼女の特技が
評価された結果でもあった。

タイプライターを
早く打つことができる。

その瞬間を
目の当たりにした上司は、
彼女にあるミッションを与える。

失敗すれば職を失ってしまう
リスクの高いミッション達成に向け、
彼女と上司との
猛特訓が始まった。



本作を観て感じたのは、
切り口次第で
作品の輝きが変わってくるということだ。

タイプライターという
ともすると
昔回顧のイメージもするアイテムを、
レトロにかつお洒落なものとして
見せてくれるだけでなく、
スポーツ感覚やコメディーの要素で
味付けを加えることで
我々の予想を嬉しい意味で
裏切って描いてくれている。

主人公が女性ということもあって
女性のための映画と取られがちだが、
恋愛感覚を擬似体験できる点で
男性にもオススメしたい。


最近、
泣き、笑いが足りないと
思っているすべての方へ。

鑑賞後
何かを感じるなら
良い処方箋になるに違いありません。