zakkannist's diary

日々その時の雑感を書き綴ります。

間違いを楽しめ!②

またまたで恐縮ですが、
聞き間違いで
こんなに変わりますシリーズを
お届けします。


あるカフェでのひととき。

レジ近くの席に座り、
珈琲を楽しんでいた時のこと。

長身の男性が足早にレジまでやって来て

『アイスコーヒー、
ホットでできますか?』

と、まくし立てるように店員に尋ねた。

それを聞いた僕ときたら、
「そんなことできるのか?
マジックじゃないんだから」と
鼻息荒めに独り言ちた。

そもそも、
アイスコーヒーなんだから
それをホットにすれば
ホットコーヒーのはず。

ホットコーヒーと
最初から注文すればいいのにとも、
店員の立場に立って考えたりもした。


あれこれ考えているうちに、
先ほどの男性が一言付け加えた。

『何人くらい飲めますかね?』

回し飲み、
今の感覚で言えばシェアと
いうことになるのだろうか?

「随分な節約、
はたまた親密な仲間が多いんだな。」

一人あたりの
満足度合は分かりかねるが、
一番大きいサイズを注文すれば
およそ三人は少なからず
喉を潤すことができるのではないかと。

男性が補足した次の言葉で
全ての状況が変わった。

『10人くらいなんですけど。』


皆様。

初めから気づかれていた方も
いるかもしれませんが、
僕の聞き間違いが何だったか
もうお分かりのことでしょう。

男性は、
アイスコーヒーをポットで
注文したのです。

決して、
アイスコーヒーのホットを頼むという
暴挙を画策したわけではありません。

ホット と ポット。

半濁点のあるなしで
こんなに世界が変わるとは
よもや思いませんでした。